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劇場占拠続き

par Victoria Okada

3月4日から続く劇場占拠は、今週ベルギーのブリュッセルも加え、3月29日現在で90あまりに及んでいます。

ボルドー国立オペラの本拠地、グラン・テアトル Grand Théâtre には3月24日水曜日、関係者以外の人物が侵入し、破壊などの恐れがあることから警察が介入し、占拠していた人々を退去しました。

また27日土曜日には、占拠第一号であるパリのオデオン劇場の前の広場でシンフォニーコンサートが開かれました。
下はミュージシャンにあててコンサートへの参加を募る告知(左)とコンサートの告知(右)。当日の2日ほど前からソーシャルネットワークなどで広く伝わりました。(クリックで全体表示)

当日、3月27日13時30分からのコンサートの模様。こちらはベートーヴェンの交響曲第7番2楽章。

ドラムオーケストラの演奏も。

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Posted by Facebook on Friday, December 5, 2014

 

ムソルグスキーの『展覧会の絵』から「キエフの大門」の演奏の様子。

下は90以上の占拠劇場をリストアップしたツイート。

27日のコンサートを受けて、30日にはパリ管弦楽団の楽員が、オデオン劇場を筆頭に全国の劇場を占拠しているアーティスト達への支援を公式に表明し、彼らとともに次の要求事項を明示しました。
・文化施設全体の再開を示した日程表と、芸術活動の再開
・社会保障費免除期間の延長
・社会保障費免除をあらゆる薄給時受給者や季節労働者に拡大
・定期的な職がない人々(アーティストなど、筆者注)が病欠・産休を取れる権利を維持
・セクターの契約雇用者や学生などの全ての関係者に緊急(援助)措置を適応

占拠中のアヴィニョン・オペラも、30日、運動支援を表明し、コミュニケにて要求事項を伝達しました。

また、スペインとの国境に位置する西ピレネー県では17日、県内各地で対話と討論の場をもうけることを目的に、劇場占拠を巡回制にすることを決定しています。

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