昨22日に、コロナウィルスの感染対策としてベルギー政府の調整委員会が発表した文化・芸術施設の再閉鎖に対して、芸術関係者は科学的根拠がないとして反対しています。閉鎖令が発行する26日、この処置に抗議する集会が首都ブリュッセルのモン・デ・ザール(フラマン語ではクンストベルグ)で行われ、主催者の発表で1万5000人、警察の発表で5000人が集まりました。
26日14時からの集会には、アーティスト、俳優、音楽家、劇場関係者などが集まり、雨の中、閉鎖を撤回する要求を表明しました。
文化セクターは政府が奨励するウィルス対策を厳守している上、欧州各地の屋内会場(コンサートホールなど)で行われたウィルス伝播を検証する実験でも、劇場、映画館などは感染の場とはならないという結果が出ています。アーティストたちは自由業のカテゴリーに入る人がほとんどで、閉鎖はそのまま収入源につながります。これまでの劇場閉鎖によって、観客あってこその職業が成り立たず、すでに大きな損害を被ってきた関係者は、今回の政府調整員会の決定は理解に苦しむとして、決定の早期撤回を要求しています。
Fermeture du secteur culturel : la manifestation sur le Mont des Arts a rassemblé plusieurs milliers de personnes https://t.co/W16t9tYLVi
— RTBF info (@RTBFinfo) December 26, 2021
リエージュでも約千人が集まり、閉鎖に抗議しました。
Liège : plusieurs centaines de personnes devant le cinéma Sauvenière pour soutenir la culture contre les mesures du Codeco https://t.co/Sp4avA2N6E
— RTBF info (@RTBFinfo) December 26, 2021