パリ・オペラ座バレエ団は12月13日14時30分より、新しい有料(一部無料)プラットフォーム Opéra chez soiでヌレエフ版『ラ・バヤデール』の無観客ライブ配信を行いました。上演終了後、9月から総裁の座に就いたアレクサンダー・ネーフ Alexander Neef 氏が、「黄金の神像」を踊った ポール・マルク Paul Marque をエトワールに任命しました。
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Paul Marque nommé danseur étoile à l’issue de la représentation diffusée sur la plateforme numérique de La Bayadère @operadeparis @BalletOParis pic.twitter.com/8hyVdP86r8
— Rana Moussaoui (@MoussRana) December 13, 2020
ポール・マルクは1997年フランス南西部ダックス生まれの23歳。
2004年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学し、2014年にバレエ団に入団。
2015年「コリフェ Coryphée」、2016年にヴァルナ国際コンクールで金賞。2017年「シュジェ Sujet」、翌2018年「プルミエ・ダンスール Premier danseur」。(各グレードのタイトルは日本語でどう表現されているのか知りませんので、とりあえずフランス語を日本語化しました)
稀に見るスピード昇格です。それだけずば抜けてうまいということでしょう。今年の2月から3月にかけて、日本ツアーにも行っているので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
レパートリーとして、ベジャールの『ボレロ』ソロ、クランコの『オネーギン』のレンスキー、ノイマイヤーの『椿姫』のガストン・リウーなどのほか、初演も多数。
今後どんどん素晴らしい踊りを披露してほしいものです。
トップ写真 © Svetlana Loboff / Opéra National de Paris