シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタークル Château de Versailles Spectacles は、2020年に250周年を迎えたヴェルサイユのオペラ・ロワイヤル Opéra Royal での公演を中心に、礼拝堂 Chapelle Royale、鏡の間 Galerie des Glaces などでのコンサートや公演を主催してきました。 2018年には独自のCD・DVDレーベルを立ち上げ、すでに約45タイトルがリリースされていますが、今回、ヴェルサイユ宮殿で収録されたオペラやコンサートの動画を高画質で公開するサイト、live-operaversailles.fr が誕生しました。 サイトは20本のビデオでオープン。作品はジャンル別、収録場所別にカテゴライズされ、このサイトでしか見ることのできないものも定期的に加わっていきます。他ではほとんど、あるいは全く上演されない作品(フランス語によるモーツァルトの『魔笛』、グレトリーのオペラ『リチャード獅子心王』など)や、ヴェルサイユならではの作品(1837年にオペラ・ロワイヤルのために制作されたオリジナルの舞台装置のなかで上演された、フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮によるベルリオーズの『ファウストの劫罰』、「大アパルトマン」で演奏された王の就寝の音楽など)も堪能できます。 6月からは、Château de Versailles Spectacles レーベルから現在発売されているCD音源の全てが加わる予定。これらの音源は、既存のストリーミングのプラットフォームでは配信されていません(アーティストへのギャラがあまりにも少ないことから、意識的に配信していないとのこと)。 独占公開ビデオでは、鏡の間でオペラ・ロワイヤル・オーケストラが演奏したヴィヴァルディとジョヴァンニ・グイドの『四季』、ジョン・コリリアーノのオペラ『ヴェルサイユの幽霊』、ティエリー・マランドラン振り付けのマランドラン・バレエ・ビアリッツによるバレエ『マリー・アントワネット』がすでに配信されています。 2020〜21年の劇場閉鎖を利用して、オペラと礼拝堂では多くのコンサートが音源やビデオに収録されました。これらのビデオに、すでにDVDとして発売されている動画も加えると、100あまりのビデオがあるとのこと。これらも順次公開していきます。 パリ・オペラ座に続いて、フランスのオペラ劇場で2番目の独自のストリーミングサイトとなるlive-operaversailles.fr 。17世紀、18世紀のフランス音楽を中心に、質の高いサービスを提供します。 ストリーミングは1本1ヶ月7ユーロから。近日中に、ダウンロードが可能となる会員制度も始まる予定。
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ヴェルサイユ宮殿
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修復工事が続いているヴェルサイユ宮殿。今日は王立礼拝堂 Chapelle Royale と「王女の劇場 Théâtre de la Reine」の修復工事のニュースです。 礼拝堂の外部の修復工事は2018年に始まりました。17世紀の建築以来、部分的な修復は行われてきましたが、本格的な工事は今回が初めてです。主な対象は、屋根とその装飾、屋根組み、ステンドグラスです。屋根職人、大工、石工、彫刻家、ガラス職人、釉薬師、金工、錠前職人など、多彩な「メチエ」の専門家を動員して行われた修復工事も終盤を迎え、このほど、屋根を覆っていた足場が部分的に取り払われました。 🇫🇷 La toiture de la Chapelle Royale est restaurée et désormais complètement dévoilée ! Il faudra attendre le printemps pour découvrir la partie basse où les tailleurs de pierre et sculpteurs…